出版社内容情報
《内容》 「からだは局所の関節の動きにともなって連動する」ことをご存じですか?
局所と全身との関係は、著者である三浦寛氏の恩師であり、操体法の創始者、橋本敬三医師が示した連動の中で最も重要なポイントである。
三浦氏は、橋本敬三医師のこの「局所関節の動きが全身形態に連動する」という考えに基づき、「手関節」と「足関節」に注目。これらの関節の動きが全身にどのように連動していくのかを40年の操体臨床を通して解明し、まず「手関節編」としてまとめたのが、本書なのです。からだの動きを操るこの連動のメカニズムは、操体に限らず、あらゆる治療法、また、スポーツトレーナーや老人介護に携わる方々に必ず応用していただけるものです。
《目次》
まえがき
連動
1 動きの連動を探る
1.局所関節の動きにともなう全身形態の連動
2.8方向の連動性
2 8種の墓本の動きからみた全身形態の連動性
1.手関節
2.足関節
3.上肢・手関節における不自然な連動性
4.局所関節を操る場合の基本的約束事
3 からだの墓本運動からみた連動性
1.手指の掌屈における全身形態の連動性
2.手関節の背屈における全身形態の連動性
3.手関節の背届と掌屈にみる連動性の特徴
4.手関節の掌屈における全身形態の連動性
5.手関節のトウ屈における全身形態の連動性
6.手関節の尺屈における全身形態の連動性
7.手関節のトウ屈と尺屈にみる連動性の特徴
8.手及ぴ前腕の外旋における全身形態の連動性
9.手及び前腕の内旋における全身形態の連動性
10.手及び前腕の内旋・外旋にみる連動性の特徴
11.両手(両手掌)合掌、回旋
12.腕(肩)の遠心性加力伸長による全身形態の連動性
13.腕(肩)の求心性加力短縮による全身形態の連動性
14.手関節の背屈における不自然な連動性
15.手関節の掌屈における不自然な連動性
16.手関節のトウ屈における不自然な連動性
17.手関節の尺屈における不自然な連動性
18.手および前腕の外旋における不自然な連動性
19.手および前腕の内旋における不自然な連動性
20.腕(肩)の遠心性加力伸長における不自然な連動性
21.腕(肩)の求心性加力短縮における不自然な連動性
症例
1 症例1
2 症例2
3 症例3
4 症例4
5 症例5
付録
目次
連動(動きの連動を探る;8種の基本の動きからみた全身形態の連動性;からだの基本運動からみた連動性)
症例
著者等紹介
三浦寛[ミウラヒロシ]
1948年宮城県生まれ。1967年高校卒業後、赤門鍼灸柔整専門学校入学、同時に操体法の創始者である橋本敬三氏に師事。1972年橋本敬三氏の指示により、東京世田谷にて独立開業。現在に至る。鍼灸師、柔道整復師、教員資格免許。人体構造運動力学研究所所長。東京操体フォーラム理事長。操体法東京研究会主幹。ホテル・オークラヘルスクラブ顧問。瀬田スポーツコネクション操体インストラクター
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