目覚め

目覚め

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784752100904
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

アメリカフェミニズムの先駆的名作。旧社会の家族や性の伝統から女性の解放を描く、アメリカ文学史上に輝く珠玉名品集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

63
妻は夫の所有物であるかのようにみられていた時代、エドナの自由でありたいという感覚は「女性の自己の解放・自立」とみなされた。だか、好きでもない男性との結婚に失望してロバートに恋をしたエドナの感情が利己的なものではなかったと、どうしていえるだろう。しかも、浮気をしてみてはじめて、肉体的解放が求めるものではないとわかったなど、あまりにも、考えがなさすぎる。そして、自分のしたことに責任を持ち生き続ける強さも持ち合わせてはいない。これでは、海に消えるしかないではないか。 2020/09/05

六花

1
もしも世界で、自分一人しか正気でないとしたら、あなたならどうする? 社会で生きていく上で躓く事は沢山あって、我を通さずに「大人になりなさい」なんて言われるけれど、自分を曲げて、自分というものを忘れてまで生きなきゃならない社会ってなんなんだろう……。社会なんてもののために死んでやるつもりはないけれど、エドナのように疲れ果ててしまう気持ちもよくわかる。それでも立ち向かわなければ。そんな人が少しでも減るように。2023/02/16

crysalis

1
一言凄いんだけど翻訳がアレなので読むのに苦労。原文確かめないとよく分からない箇所も多い。一人の妻、母であるエドナが一個の人間として目覚めていく。夫や友人、愛人たちが浸り続ける幻影(illusions)から目覚めるために必要だったラストの展開への批判は、幻影を維持し続けようとする側からすれば当然だったのだろう。エドナにとっての自由=「魂と肉体の解放」は超越主義っぽいけれど、それが結局男性(つまり当時の社会)のものでしかなかったのだと思い当たる。2019/07/12

marinefrancaise

0
大学生の時に読みました。フェミニズムの視点から読んで面白い本です。

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