内容説明
46億年前、地球が生まれ、40億年前、海のなかで、はじめての「いのち」が生まれました。そして、1億4千5百万年前には…?壮大な生命のリレーが、この1冊に!
著者等紹介
きねふちなつみ[キネフチナツミ]
横浜生まれ。大学で生物学を学び、理科学書出版社に勤務後、フランスへ留学。パリ市立応用美術学校で、刺繍デザイン、テキスタイルデザインを学ぶ。並行して、国立自然史博物館のデッサン室で働く。その後、モロッコに居住。「母の友」(福音館書店)に、モロッコのおとぎ話を寄稿する。現在、パリ在住。主に木版画で作品を制作している
真鍋真[マナベマコト]
東京生まれ。イギリス・ブリストル大学理学部地質学科で博士号を取得。1994年より国立科学博物館地学研究部に勤務、現在は標本資料センター・センター長である
ブルタン,ジョン[ブルタン,ジョン]
パリ第6大学、ピエール・マリーキュリー大学、古植物学および古生態学教室名誉教授。専門である石炭紀およびペルム紀の植物相の分野では、世界的に著名な研究者である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
19
植物の視点から地球の歴史をたどるのは、動物の視点とはちがうものですね。地球がうまれたのは約46憶年前。はじめて海の中で「いのち」がうまれたのは約40憶年前。なぜ海の中なのか、それは陸上には危険な光線、紫外線が降り注いでいたから。いま私たちが紫外線の全てを浴びなくてすんでいるのはオゾン層のおかげ、このオゾン層も植物プランクトンが酸素を作りだしたおかげです。植物がうまれなければ、動物も存在しない地球だったんですね。2020/02/07
おはなし会 芽ぶっく
15
小学校4年生の『ブックトークをしてみよう』の単元で、ブックトーク授業に入りました。テーマを10に絞ったことにより、1つはポイントがつかめるようにしました。来週タイミングが合えば、4年生のブックトークを聞きに行きたいと思います。【テーマ 宇宙】 11/13 4年生男子ブックトーク 『もし地球に植物がなかったら?』→『ぼくはうちゅうじん』 https://bookmeter.com/books/8651114 2020/11/05
ころちくわ
14
木版画の素朴な色使いがきれい。地球で最初のいのちの誕生から植物、動物、人間へとつながる。シアノバクテリアが最初のいのち。そして酸素が生成される。生き物にとってなくてはならない酸素は原始のいのちにとっては有害だったなんて。地球の生命は奇跡だな。2023/08/16
遠い日
14
地球上に生命が発生し、植物が徐々に進化していったようすを解説。植物によって地球がどんなに大きな恩恵を受けてきたか、よくわかります。花が咲き、実がなるようになるまでの変化は、同時に生きている動物たちまでを変えていった。環境のことを自ずと考えずにはいられません。2020/01/19
lovemys
12
地球の進化を美しいパステル版画で描いた絵本。恐竜とか出てくる割にラブリー。ストーリーも面白いけど、素敵な版画に見入ってしまう。柔らかい色の版画から、お花の香りがしてきそう。2021/04/12