GHQ検閲官

GHQ検閲官

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784751206041
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りんふぁ

2
半分は著者の引き揚げ後の生活苦の話で、後半に検閲官での仕事の話になる。もっと検閲官の話しが多いのかと思っていたから少し気抜けはしたが、今も報道の自由と謳ってはいても結局報道規制はされているようなものだから、GHQは無くなっても国に管理されてるに変わっただけかな、と思った。2022/08/20

田山河雄

1
“新憲法第二十一条を読むたびに私は苦笑を禁じ得ない。 「検閲は、これをしてはならない。 通信の秘密は、これを侵してはならない」 言論及び思想の自由を謳ったポツダム宣言にも違反し、GHQの新憲法にも抵触する検閲が、憲法公布後もなお実施されていたのである。 民間検閲局こそがこの違法行為の実行者であった“ “津賀子(幼き長女)よ、誠(赤子の長男)よ。 戦争は悲惨だ。やってはいけない。 だがそうは言っても相手から仕掛けられたら、やはり勝たねば嘘だよ” 米国から仕掛けられた戦争と当時誰でも知っていたのですね。 2014/01/31

bassman_tubacca

0
その時代に生きていた人の生の声は説得力があります。学生の時、社会科で習いましたが、憲法が作られた経緯は正しく認識するべきではないかと思います。2022/07/17

depo

0
本書が出版されたとき、既に読んでいたのだが、ある人のYouTubeでこの本を紹介しているのを見て再読した。日本国憲法は昭和22年5月3日に施行されたとされているが、実は施行されていない。憲法第21条2項には検閲の禁止と通信の自由が規定されているのだが、実はこの当時さらにそれ以降もGHQによって検閲が行われていた。しかも私人の郵便物の検閲が行われていた。本書は、当時GHQに勤務し、郵便物の私人(民間人)検閲を行っていた著者が日記を元に書いた貴重な書物である。憲法記念日とは、果たして何なのだろうか。 2020/07/30

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