頼山陽と平田玉蘊―江戸後期自由人の肖像

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頼山陽と平田玉蘊―江戸後期自由人の肖像

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750596051
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

内容説明

「玉蘊さん、ああ、頼山陽の“いいひと”のことかね」「ありゃあ、山陽先生にふられたおなごですけんのう」―地元の複雑な反応に抗して著者の玉蘊復権への旅が始まった。没落した家業の中で、画家として一家を支え、自由に飛翔した生涯とその時代を活写する。脱藩した山陽と豪商の娘玉蘊―。この作家と画家の生涯を新時代到来の象徴として描く。

目次

序章 江戸時代のキャリアウーマン
1章 商港尾道
2章 玉浦の豊女
3章 忘れ去られた文豪
4章 竹原舟遊
5章 反骨の詩人
6章 時節至らず
7章 伊勢の鶴
8章 哀しい鳥
9章 古鏡の詩
10章 雪中の松竹梅

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

田舎っぺ狸

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江戸時代後期に尾道で活躍した画家平田玉蘊の評伝である。当時全国的な人気を博していたが,恋人である頼山陽を追って京都に行き,山陽の不義理によって結婚できずむなしく尾道に帰ってきたことにより,人生を貶められた人として,山陽の人気が上がるに反比例して人気を下げることになったひとである。池田さんは,平田玉蘊の画家としての正しい実績と,山陽によって烙印された「なさけない女」という汚名を消し去ろう,そして真実の玉蘊,真実の山陽を明らかにしようとこの本を著されているが,その目的は大いに達成されていると感心しつつ読んだ。2014/04/19

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