内容説明
こんにちは!ぼくの名前はマット。ぼくはディスレクシアなんだ。ディスレクシアって聞いたことある?「がくしゅうしょうがい」(LD)のひとつといわれている。がくしゅうしょうがいは、字の読み書きや、話したり、計算したりするのがうまくできないことをいうんだよ。とくにディスレクシアのある子は、読んだり、書いたりするのがじょうずにできないんだ。でもね、同じディスレクシアでも、ひとりひとり少しずつちがう。字やぶんしょうを書くことをむずかしく思う子もいれば、ぼくみたいに、字を読むのと、計算がうまくできない子もいるんだ。ディスレクシアのある子どもにとって、学校はいつもいつもたのしいわけじゃない。みんなもそうかな?ディスレクシアだと学校でがんばらなくてはいけない。お父さんやお母さんと学校の先生が助けてくれれば、ぼくだって、ちゃんと読んだり書いたりすることができるんだよ。
著者等紹介
モイニハン,ローレン・E.[モイニハン,ローレンE.][Moynihan,Lauren E.]
アメリカ・ニューヨーク在住の弁護士
藤堂栄子[トウドウエイコ]
1976年慶応義塾大学法学部政治学科卒業後、1982年までEU委員会広報部勤務。1985年からフリーランス通訳者(英語、フランス語)。1997年有限会社藤堂事務企画設立(代表取締役)。1999年からディスレクシアに興味をもち、2000年ディスレクシアの啓発とサポートを目的にNPO法人EDGEを設立。2005年9月東京都港区と協働で個別支援室を立ち上げ、相談、学習支援員の育成派遣などを行っている。現在LD教育士取得中。NPO法人EDGE会長、LD学会、BDA、IDA会員、JDDnet理事、港区個別支援室室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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