出版社内容情報
多文化主義は、文化の多様性を認識し評価はしたが、体型や肌の色で文化を規定してしまったという問題意識から、多文化主義を一歩踏み超え、自発的帰属を求めるコスモポリタニズムを基盤とし、歴史を共有する多元主義とは一線を画すポストエスニシティを提唱。
日本の読者に
序文
第１章 序論
第２章 ヘイリーの選択と民族人種五角形
第３章 人類から民族へ
第４章 多元主義、コスモポリタニズム、多様性の多様化
第５章 ポストエスニックをめざして
第６章 民族、国、世界
エピローグ
追記二〇〇〇年――文化、肌の色、連帯
訳者あとがき
注
索引
目次
第１章 序論
第２章 ヘイリーの選択と民族人種五角形
第３章 人類から民族へ
第４章 多元主義、コスモポリタニズム、多様性の多様化
第５章 ポストエスニックをめざして
第６章 民族、国、世界
追記二〇〇〇年―文化、肌の色、連帯
著者等紹介
ホリンガー，デイヴィッド・Ａ．［ホリンガー，デイヴィッドＡ．］［Ｈｏｌｌｉｎｇｅｒ，Ｄａｖｉｄ Ａ．］
１９４１年生まれ。カリフォルニア大学（バークレー校）で博士号（歴史学）取得。現在、同大学歴史学部教授
藤田文子［フジタフミコ］
１９４４年生まれ。津田塾大学英文学科卒。東京大学社会学研究科（国際関係論）修士。ニューヨーク市立大学大学院（歴史学）博士。現在、津田塾大学英文学科教授
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感想・レビュー
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抹茶ケーキ
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アメリカにおいて多文化主義の限界が明らかになりつつあるので、代わりに「ポストエスニック」の立場を採るべきだとの主張。ポストエスニックの立場とは、人種・民族を固定化して見るのではなく、それは選択によるもの、あるいは二つ以上のアイデンティティをもつこともできるし、変わることもできることを認める立場らしい。多文化主義が文化絶対主義につながりやすいというのはその通りだと思うけど、代案のポストエスニックには具体性が欠けているような感じがした（そういう社会になればいいなとは思うけど）。2019/06/28
