ニューカマーと教育―学校文化とエスニシティの葛藤をめぐって

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  • サイズ A5判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750314570
  • NDC分類 372.1
  • Cコード C0037

出版社内容情報

さまざまな理由により外国人が急増している。南米からの”デカセギ”労働者、インドシナからの難民、韓国からの”上昇志向家庭”など、新しい外来者の子供たちの教育現場での問題点、家庭意識等を、フィールド・ワークによって詳細に調査・報告する。

 序 章 問題としてのニューカマー
第1部 学校文化とニューカマーの子どもたち
 第1章 見えない外国人―小学校の参与観察から
 第2章 「創造的適応」の可能性とジレンマ―日系ブラジル人が生きる学校世界
 第3章 家族関係と学校適応―インドシナ難民を事例として
第2部 ニューカマー家庭の教育戦略
 第4章 家族の物語と教育戦略―三つのグループの比較から
 第5章 出稼ぎと永住のはざまで―日系ブラジル人の教育戦略
 第6章 「再生産」と「文化的生産」の間で―インドシナ難民の教育戦略
 終 章 われわれの調査から見えてきたこと―実践への提言

内容説明

「ニューカマー」とは「新しくきた者」のことである。「出稼ぎ」「留学」「難民」「国際結婚」「帰国」等、かれらの来日のきっかけは多種多様であり、今日の日本には、世界のほとんどすべての場所からの外国人が居住するようになっている。そして、「多文化共生」という言葉が、21世紀の日本社会を構想するうえでの中心的なキーワードとして注目されるようになってきている。本書が扱うのは、そうした「ニューカマーの子どもたち」の教育問題である。

目次

問題としてのニューカマー
第1部 学校文化とニューカマーの子どもたち(見えない外国人―小学校の参与観察から;「創造的適応」の可能性とジレンマ―日系ブラジル人が生きる学校世界;家族関係と学校適応―インドシナ難民を事例として)
第2部 ニューカマー家庭の教育戦略(家族の物語と教育戦略―三つのグループの比較から;出稼ぎと永住のはざまで―日系ブラジル人の教育戦略;「再生産」と「文化的生産」の間で―インドシナ難民の教育戦略;われわれの調査から見えてきたこと―実践への提言)

著者等紹介

志水宏吉[シミズコウキチ]
東京大学教育学研究科

清水睦美[シミズムツミ]
東京大学大学院教育学研究科博士課程
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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