子どもが語る施設の暮らし

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  • サイズ B6判/ページ数 212p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750311968
  • NDC分類 369.4
  • Cコード C0036

出版社内容情報

両親の離婚,虐待,貧困……。選び取ることの出来ない家庭環境ゆえに,児童保護施設に送られた子どもたち。一時保護から自立生活まで,子どもたち自身が語る,怒り,苦しみ,施設,社会,家族への想い。

序 [高橋正彦]
施設に来て,生活も性格も変わった[桜庭慎二]
苦しい思いは自分だけじゃない[蓮見かなえ]
家族が離ればなれになって[遠野真理子]
人に徹底的に避けられて,気持ちが氷のようでした[八木桂一]
家庭の崩壊,そして実父からの虐待[西村景子]
頼れるのは職員だけ。だからきちんと応えてほしい[臼倉徹]
お母さんとまた一緒に暮らしたい[佐野友里]
施設を子どもの安息の場に[大内さくら]
いきなり児相,そして転校[杉山秀樹]
(作文)施設生活八年間の悲しみと驚きとうれしかったこと[野村弥生]
【僕たちは,不幸ですか?】[木野茅子]
忘れられない学校でのできごと[石田千鶴]
うまくできたことも,失敗も,いつでも見守ってくれた[波野きよか]
世の中は「他人」同士の集まり[森内賢哉]
「選べない」ことの苦しみ[原田渓]
たくさんの人に支えられて[高野めぐみ]
(作文)心の癒しを求めて―親への思い[紙川蓉子]
【涙の癒し】[紙川蓉子]
「東京地区児童養護施設高校生交流会」の目的と歩み[萩原富雄]
おわりに[外川達也]

内容説明

本書には、児童養護施設で生活する子どもたちの生活をよくするための、たくさんの「宝」がつまっています。そして、いままで誰にも語ることのできなかった子どもたち自身の「真実」を、勇気を出して社会に表明した想いが込められています。

目次

施設に来て、生活も変わった
苦しい思いは自分だけじゃない
家族が離ればなれになって
人に徹底的に避けられて、気持ちが氷のようでした
家庭の崩壊、そして実父からの虐待
頼れるのは職員だけ。だからきちんと応えてほしい
お母さんとまた一緒に暮らしたい
施設を子どもの安息の場に
いきなり児相、そして転校
作文 施設生活八年間の悲しみと驚きとうれしかったこと〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

11
1999年初版。児童養護施設で暮らす子どもたちの声を集めた本です。施設で暮らして辛かったこと、よかったことなど述べられています。施設は集団生活を通して、民主的人格形成を大切にする場でもあります。しかし、現実には、「子どもの最善の利益」から考えて、もっと当事者である子どもの思いを大切にした施設運営が求められているのではないかと考えさせられました。思いに寄り添った専門職がいた子どもたちは、様ざまな思いを持ちつつも、施設を肯定的に受け止めていることも読み取れました。2014/06/12

はむ造

6
1999年に本書が刊行されてから約20年経つが、本書を違和感無く読むことが出来た。それはつまり、本書内で子どもが訴えていた問題が解決されていないということに等しい。子どもの施設に対して肯定的な意見や否定的な意見など色々な意見があってとても貴重だった。2018/10/06

バグマン

4
いくつか子供視点からの事例が紹介されている。読んで分かったのは、施設の暮らしは、割り振られた施設や、その施設での人間関係によって様々だということだ。不自由はそんなにない、いい経験をしたという人もいる一方で、職員の質の低さに耐えられない、両親に会えないのが辛いという人もいる。18歳で施設から出た後が問題で、両親や親戚をあてにできない人たちが、バイトで貯めた貯金だけをたよりに生活を立てなくてはならない。この部分は国の補助が脆弱で、ホームレスになる人もいる(1999年の時点)。そこをどう制度でカバーするか。2014/02/20

まんまるまる亭

3
総じて、「職員は、子どもの気持ちをもっと受け止めて欲しい」と言っていたな。後、他の施設との交流会を激賞していた。「施設は、ホテルみたいだと思った。こんな、綺麗な所に住めて、よかった」と言っている人たちは、それまで、どれだけ劣悪な住環境にいたのかが垣間見えて、ゾッとした。2014/05/13

しゅんぺい(笑)

2
ほんまに、いろんな子どもがいた。施設暮らしを肯定的に語るひとも、否定的に語るひとも。子どもの実際の声をすくったっていう意味で素敵な本。2018/02/12

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