出版社内容情報
着実に進行する新来外国人の定住化。それに伴って噴出する結婚,医療,労働災害,教育福祉などのさまざまな問題。定住化という現実と十全に支えきれない社会・法制度の矛盾と解決への道を探る。
1 外国人の人権の現在――定住化傾向のなかで[梓澤和幸]
2 外国人労働者問題と国際人権法――新たなる「少数者」保護の視点から[北村泰三]
3 人権としての国籍[奥田安弘]
4 外国人の結婚・子ども・家族[養父知美]
5 外国人の医療――ビザは命より重いのか[三木恵美子]
6 外国人の労働環境をめぐる法律問題[村田敏]
7 外国人市民の地方参政権[江橋崇]
8 外国人労働者問題の行方――ドイツの経緯と比較して[手塚和彰]
内容説明
日弁連機関誌「自由と正義」では、外国人の権利の現状と問題点およびその改善への提言を、「外国人の権利の現状」シリーズとして1995年1月、3月および5月の各号に分載した。本書は、このシリーズの諸論文を、その後の判例や議論の進展を補足して再録したものである。
目次
1 外国人の人権の現在―定着化傾向のなかで
2 外国人労働者問題と国際人権法―新たなる「少数者」保護の視点から
3 人権としての国籍
4 外国人の結婚・子ども・家族
5 外国人の医療―ビザは命より重いのか
6 外国人の労働環境をめぐる法律問題
7 外国人市民の地方参政権
8 外国人労働者問題の行方―ドイツの経験と比較して