アメリカの二つの国民―断絶する黒人と白人

アメリカの二つの国民―断絶する黒人と白人

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  • サイズ B6判/ページ数 376p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750306049
  • NDC分類 316.853
  • Cコード C0036

出版社内容情報

二つの国民とは、分離し敵対する黒人社会と白人社会のこと。税金を納める有権者は圧倒的に白人中産階級で、黒人の住む都心から離れて郊外に住む。なぜそのような不平等で断絶した社会となったかを解説する。ロス暴動直後全米でベストセラーとなった話題の書。

第一部
 第1章 アメリカ社会の分裂
 第2章 人種と人種差別主義――劣等か平等か
 第3章 アメリカで黒人であること
 第4章 白人の反応――左派・右派,罪の意識,セックス
第二部
 第5章 親と子ども――人種による違いは本当にあるか
 第6章 人種間の所得格差――どこまでが偏見のせいなのか
 第7章 雇用の公正――能力と割り当て
 第8章 大学教育――民族性と学業成績
 第9章 人種分離された大学教育――自発的か強制的か
 第10章 何が黒人の子どもにとって最善か
 第11章 犯罪――人種の果たす役割
 第12章 人種にもとづく政治
第三部
 統計資料集

内容説明

黒人であることが、なぜ、絶望的か。雇用、教育、犯罪、家族の実態を豊富な統計を駆使して描き、ロス“暴動”直後全米でベストセラーとなった書。

目次

第1章 アメリカ社会の分裂
第2章 人種と人種差別主義―劣等か平等か
第3章 アメリカで黒人であること
第4章 白人の反応―左派・右派、罪の意識、セックス
第5章 親と子ども―人種による違いは本当にあるか
第6章 人種間の所得格差―どこまでが偏見のせいなのか
第7章 雇用の公正―能力と割り当て
第8章 大学教育―民族性と学業成績
第9章 人種分離された大学教育―自発的か強制的か
第10章 何が黒人の子どもにとって最善か
第11章 犯罪―人種の果たす役割
第12章 人種にもとづく政治

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

2
リベラル派白人の著者が、アメリカには「白人」と「黒人」という扱いの異なる二つの国民がいる、という糾弾の書。30年前の内容ながら、様々な統計を引用して、60年代の公民権運動の後も相変わらず黒人への差別は解消していない、という。元々アメリカ社会に人種差別を前提として、様々な仕組みが成り立っているため(制度的人種差別)、積極的な差別解消が政策として求められる。しかし、これはアファーマティブアクションのように、「黒人に下駄を履かせる」事になるため、白人からの反発も根強い。又、リベラル派白人への辛辣な分析も。2024/04/02

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