内容説明
「いのち」は歴史のなかで、どのように継承されてきたか。中絶・間引き・優生思想を初め生殖技術の展開が家族に与える影響を新たな視点から考える。
目次
第1部 「いのち」の継承と家族(生命の維持と継承における家族の役割;近世から近代への転換期における女性の身体観/生命観―在村女医の診察記録からみた;民俗学からみた新生殖技術とオヤコ―「家」族と血縁重視という言説をめぐって)
第2部 「いのち」への介入(「子返し」をめぐる言説―葛藤する主体の誕生;堕胎・間引きと子どもの命;いのちの管理と医療化における公と私;「生殖管理国家」ナチスと優生学;いのちの尊厳と家族―家族構造の変質の背景)
著者等紹介
太田素子[オオタモトコ]
埼玉県立大学保健医療福祉学部教授(教育史)
森謙二[モリケンジ]
茨城キリスト教大学文学部教授(法社会学・民俗学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。