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内容説明
本書には、第一回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞に推薦・応募のあった全百二十六作品のなかから、「阪神・淡路大震災からの復興に向けての論説、評論活動」により、公共部門で受賞した神戸新聞論説委員室を代表して上羽慶市論説委員、テレビドキュメンタリー「島の墓標」により、草の根民主主義部門で受賞した山陽放送プロデューサー曽根英二報道部長、旧石器発掘ねつ造問題の一連の企画と『発掘捏造』の出版により文化貢献部門で受賞した毎日新聞旧石器遺跡取材班代表、真田和義北海道報道部長が行った講義を収録。
目次
ジャーナリズムの九〇年代―失われた十年の軌跡(ジャーナリストに優等生などはいない;社会の「構造と仕組み」を見抜く;見えない構造を伝える;「主流」と「時流」を疑え)
阪神・淡路大震災の報道(大震災の試練;大震災の当日;新聞報道とは何か;シビック・ジャーナリズム)
映像ジャーナリズムの可能性(ジャーナリストの仕事;豊島のテレビ報道;取材論;ドキュメンタリーの手法;「生涯被告」)
「ゴッド・ハンド」と呼ばれた男―「旧石器発掘ねつ造」報道(大事件が育んだ「決断」;「旧石器発掘ねつ造」報道;スクープへの準備とその後の対応;十か月後、第二のスクープ;取材現場から学ぶ)
時代を切り取るノンフィクション(取材が支えるジャーナリズム;自著を語る;ノンフィクションとは何か)
著者等紹介
原剛[ハラタケシ]
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授
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