内容説明
17世紀フランスの宮廷では、大広間で詩を朗読し、歌を唱い、音楽にあわせて舞踊をした。その宮廷バレエは、バロック劇にも通じていた…一七世紀の宮廷の世界。
目次
第1部 宮廷バレエの初期(宮廷バレエ概観;宮廷バレエの誕生;『王妃のバレエ・コミック』の構成 ほか)
第2部 バロック劇(一六三〇年前後の演劇;バロック建築・彫刻の根本精神;コルネイユの作劇技法―初期作品をめぐって ほか)
第3部 舞台上演と研究(日本における最初の『ル・シッド』;フランスにおけるモリエール劇、バロック劇の上演;フランスにおける一七世紀演劇研究の現在―レトリックを広く解釈する)
著者等紹介
伊藤洋[イトウヒロシ]
現在、早稲田大学教育学部教授、パリ大学文学博士。早稲田大学演劇博物館館長
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