愛と憎しみの起源

愛と憎しみの起源

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  • サイズ B6判/ページ数 297p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784654010257
  • NDC分類 146
  • Cコード C3011

内容説明

フロイドの父性を中心においた精神分析理論に対し、母性すなわち母子間の愛の交流を基底にすえた理論体系をもって、フロイドの包括的批判を展開する本書は、神話・宗教などの社会学・文化人類学に関する豊かな学識を背景にして、人類における愛と憎しみの発生・構造を解明した名著の完訳である。

目次

愛と興味の生物学
愛、憎悪、興味の科学的概念
博愛主義・愛他主義・快楽主義
愛の心理学
愛の機能と表現
やさしさのタブー
抑圧と嫉妬
社会の起源と特質
宗教は病気か治療か
治療教団とその実際
精神病理学
心理療法
フロイド理論の病理性
愛による治療としての精神分析療法

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠り猫

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有史以来、人類の精神は母性すなわち母子間の愛の交流を基底にすえたものであったが、キリスト教(あるいはユダヤ教)の出現以来、厳父たる父性を中心としたものとなった。フロイトの精神分析学もここから出発していえる。作者はフロイトの理論批判を展開し、母性、愛と憎しみ、を中心にすえた精神分析の重要性を展開する。2021/11/07

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