フラッシュ

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784652077740
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

内容説明

ここはフロリダ・キーズ諸島。子どもたちは海水浴を楽しみ、ウミガメが産卵に訪れる浜辺がある。伝説では、沖合で“グリーンフラッシュ”と呼ばれる緑の閃光が見られるという。そんな小さな町の夏休みの物語。

著者等紹介

ハイアセン,カール[ハイアセン,カール][Hiaasen,Carl]
アメリカ、フロリダ生まれ。6歳のとき、父からもらったタイプライターで身のまわりの出来事を書きはじめる。マイアミ・ヘラルド紙のコラムニストであり、ユーモア・ミステリのベストセラー作家である

千葉茂樹[チバシゲキ]
1959年北海道生まれ。国際基督教大学卒業。児童書編集者を経て翻訳者として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大泉宗一郎

6
『HOOT』を読んだのは今からちょうど一年前のことになるけど、あの時に感じたことが『FLUSH』のストーリーを追っているうちに自然と甦って来た。不思議な感じだった。『HOOT』と同様、ストーリーは非常にスピーディーで、タン、タン、タンと絶えず話が動き、停滞することを知らず、連載少年マンガに似た爽快さを感じられた。ただ、「環境問題」や「家族」といったテーマを扱った健全な少年少女小説だとは思うけれど、『HOOT』に少しばかり勢いが足りないように感じられたのは、すこし残念です。でも、表紙が可愛いですね。2015/02/08

イタリアンでこちん

6
痛快、爽快、愉快なお話フロリダYA2。コレをスピーディーと言わないで何と言う!コレを面白いと言わないで何と言う!暴走プッツン爆走おやじが、海亀の産卵場所であるビーチを汚染するカジノ船を轟沈させるわ、ム所にブチ込まれるわ、子供たちが金の亡者をコテンコテンにするわ。著者が生まれ育った愛するフロリダの自然をどれだけ大切にしておられるかが伝わりましたよ。ビビッと。環境アセスメント問題なんかを取り上げると、それはもう、説教と薀蓄と高飛車と高慢ちきな批判と、はい。私はさぞかしご立派な啓蒙思想家でございます。続2009/09/18

5
カールハイアセン2冊目。今回も、作者の怒りをひしひしと感じました。自然を破壊しようとする者に対して、腐敗した組織に対して。自分自身も読み進める内に怒りが込み上げてきました。『この本は面白くて考えさせられて良い作品だけど、そう思わない人もいるかな』と娘がぽつり。確かにそうかも。考えさせられる一冊でした。2015/03/11

Kocka

3
とあるコンテストの参考用に、初カールハイアセンでした。テンポよく、悪役もわかりやすく、最後にスッキリ片がつく!環境汚染をテーマにしつつも堅苦しいところは感じさせず、子どもたちにわかりやすい話になってます。悪役はホント悪い奴らなんだけど、主人公の父親とか「いい側」の人たちは、ひとクセもふたクセもありながら憎めない変わり者ばかり。それぞれ信念を持ってるところがいい。これを読んで、ただの「いい子」じゃなく、真の通った大人に憧れる子どもたちが増えるといいな。私はシェリーが好き。2017/07/08

yos

3
軽く読めて、読後感も良く、直球勝負の気持ちのよい作品。途中で登場するじいちゃんが、めちゃめちゃかっこいい。 出てくる人たちの行動がハチャメチャで、どこかちぐはぐなのだが、美しい自然の海や生きものを守ろうという熱い情熱は燃えさかっている。 悪人はとことん悪く、因果応報で、最後にはちゃんととっちめられるのが小気味いい。正義は必ず勝つのだ。2008/01/26

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