感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こだまりえる
2
戦前戦中から93年の細川内閣成立までの政治史を、自民党という一政党に着目する形で書かれた一冊。タイトルは自民党だけど、実質は戦後政治の歴史と捉えても差し支えはありません。傍からみたら複雑怪奇な派閥というシステム、近年問題視されている二世議員誕生のメカニズム、中選挙区制と小選挙区制の違いと特色……スッキリと分かるように書かれています。石川真澄『戦後政治史』(岩波新書)と併せてどうぞ。2011/07/16
jackgingereric
0
歴代首相の性格も書かれていて、物語を読んでいるような気分になりました。池田勇人の浅沼委員長への追悼演説のくだり、ぐっときました。2015/05/07