内容説明
戦国末~江戸初期に行われた朱印船貿易。朱印船渡航は家光期に禁止されるが、東南アジアに定住した日本人貿易家は以後もオランダ船や中国船を用い活躍した。日本とアジア双方の史料から貿易の実態を生き生きと描く。
目次
朱印船制度の創設
海を渡った日本人
江戸時代の朱印状
海外貿易に使われた船
さまざまな制限令の発布
アユタヤの貿易
交趾シナ
トンキン
中継貿易地台湾
末次平蔵茂貞
現地にとどまった貿易家たち
著者等紹介
永積洋子[ナガズミヨウコ]
1930年生まれ。1956年東京大学大学院人文科学研究科国史学専攻課程修士課程修了。東京大学文学部教授、城西大学経済学部教授を経て現在、東洋文庫研究員
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