歴史文化セレクション
近世農民生活史 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 371,
  • 商品コード 9784642063012
  • NDC分類 612.1
  • Cコード C1021

内容説明

江戸時代に生きた数多い農民たち。その日々の暮らしや村の環境はどのようなものだったか。近世史の泰斗が蘊蓄を傾け、分かり易く農民と農村の実態を解き明かす。半世紀を超えて読み継がれた不巧の名著、完整な新版で甦る。

目次

1 序論
2 租税制度
3 行政制度
4 農民の統制
5 農村の伝統と住民
6 農家の生活とその変化

著者等紹介

児玉幸多[コダマコウタ]
1909年長野県に生まれる。1932年東京帝国大学文学部国史学科卒業。第七高等学校造士館教授、学習院大学長、東京都江戸東京博物館長などを経て、学習院大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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2
部分的に読んだ。百姓の生活は牛馬のごとく、役人は横暴を極めていたという悲惨な百姓像が書いてある。巻末の解説によると、現代では百姓の豊かさを強調する風潮だが、規則に縛られていた事実を忘れてはならないとある。2010/11/03

wuhujiang

1
租税制度などの行政制度から村の制度、農民の日常生活から年中行事まで、まさに農民生活史というタイトルにふさわしいほんであろう。たいへん厳しい農民の暮らしが描かれている。あとがきにもある通り、「"おもったより"自由で明るい農村」論は近年多いように思える。前述のような本の著者は本書にある「重税に村内の階級/相互監視で自由のない厳しい農村」を前提に記述しているはずであるし、我々読者も「厳しい農村」を前提に「明るい農村」論を読まなくてはならないと感想を抱いた。2021/05/01

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