出版社内容情報
予言と法難で語られる日蓮の生涯は、奇跡に満ちた神聖な物語として描かれ、その実像を探ることは非常に困難を伴う。日蓮の系譜、出家と修行、立正安国論、蒙古襲来の予言、佐渡配流、身延の日々など、日蓮の法華経信仰の営みを、「日蓮筆要文紙背文書」や様々な真蹟、伝来する遺品などを駆使して歴史的に捉え、日蓮の思想と行動を浮き彫りにする。
〈主な目次〉日蓮の実像を求めて―プロローグ―/日蓮の系譜と修学(東海の風光―日蓮の出生―/文筆官僚の系譜/清澄寺の虚空蔵菩薩/比叡への道)/法難と予言(法華題目の創唱/立正安国論/継起する法難―伊豆法難と小松原法難―/蒙古襲来の予言/危機の中で)/佐渡と身延の日々(佐渡配流の旅/佐渡に続く鎌倉の受難/佐渡の浄土/流浪の聖者―身延入山―/時を見つめて/終焉の旅)/予言と法難の果てに―エピローグ―
内容説明
予言と法難で語られる日蓮の生涯は、奇跡に満ちた神聖な物語として描かれてきた。日蓮の系譜、蒙古襲来の予言、佐渡配流、身延の日々など、日蓮の法華経信仰の営みを歴史的に捉え、等身大の日蓮像を浮き彫りにする
目次
日蓮の実像を求めて―プロローグ
日蓮の系譜と修学(東海の風光―日蓮の出生;文筆の家―その系譜 ほか)
予言と法難(法華題目の創唱;立正安国論 ほか)
佐渡と身延の日々(佐渡配流の旅;鎌倉に続く佐渡の受難 ほか)
予言と法難の果てに―エピローグ
著者等紹介
中尾堯[ナカオタカシ]
昭和6年、広島県に生れる。昭和32年、立正大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、立正大学文学部教授、文学博士
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