歴史文化ライブラリー
日蓮

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642055307
  • NDC分類 188.92
  • Cコード C0320

出版社内容情報

予言と法難で語られる日蓮の生涯は、奇跡に満ちた神聖な物語として描かれ、その実像を探ることは非常に困難を伴う。日蓮の系譜、出家と修行、立正安国論、蒙古襲来の予言、佐渡配流、身延の日々など、日蓮の法華経信仰の営みを、「日蓮筆要文紙背文書」や様々な真蹟、伝来する遺品などを駆使して歴史的に捉え、日蓮の思想と行動を浮き彫りにする。

〈主な目次〉日蓮の実像を求めて―プロローグ―/日蓮の系譜と修学(東海の風光―日蓮の出生―/文筆官僚の系譜/清澄寺の虚空蔵菩薩/比叡への道)/法難と予言(法華題目の創唱/立正安国論/継起する法難―伊豆法難と小松原法難―/蒙古襲来の予言/危機の中で)/佐渡と身延の日々(佐渡配流の旅/佐渡に続く鎌倉の受難/佐渡の浄土/流浪の聖者―身延入山―/時を見つめて/終焉の旅)/予言と法難の果てに―エピローグ―

内容説明

予言と法難で語られる日蓮の生涯は、奇跡に満ちた神聖な物語として描かれてきた。日蓮の系譜、蒙古襲来の予言、佐渡配流、身延の日々など、日蓮の法華経信仰の営みを歴史的に捉え、等身大の日蓮像を浮き彫りにする

目次

日蓮の実像を求めて―プロローグ
日蓮の系譜と修学(東海の風光―日蓮の出生;文筆の家―その系譜 ほか)
予言と法難(法華題目の創唱;立正安国論 ほか)
佐渡と身延の日々(佐渡配流の旅;鎌倉に続く佐渡の受難 ほか)
予言と法難の果てに―エピローグ

著者等紹介

中尾堯[ナカオタカシ]
昭和6年、広島県に生れる。昭和32年、立正大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、立正大学文学部教授、文学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そーすけ

4
日蓮の真蹟に関する書籍も出している著者らしく、日蓮の遺した遺文などから日蓮像を描くという側面が強い。「立正安国論」の紙背文書など、どのように遺文が伝わってきたか、どのような筆を用いているのかなど、面白い観点。2021/01/11

keint

4
日蓮の生涯を伝記的にまとめている。 個人的には日蓮が書状や手紙の形式等に強いこだわりを持っていることが新鮮に感じた。(日蓮の出自を荘園に関わる文筆官僚としている。) ただ、法華経の教義や思想についてはあまり深入りしていないのでそこがわかりやすいところでもあり、他の書で補強すべきところでもある。2019/09/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/946602
  • ご注意事項