内容説明
「大岡越前」として名高い江戸中期の幕臣・大名。将軍吉宗の信頼の下、若くして江戸の町奉行に抜擢され、防火対策や物価政策など、首都江戸の機能を強化。また、地方御用・寺社奉行を歴任し、幕府最高の司法・立法機関である評定所一座に加わり、各地の紛争を裁定する。全国各地の史料を博捜し、享保改革を支えたその実像に鋭く迫る、本格的伝記。
目次
第1 大岡氏の家系
第2 町奉行以前の大岡忠相
第3 町奉行大岡の首都改造
第4 評定所一座としての活動
第5 大岡支配役人と地方御用
第6 寺社奉行時代
第7 忠相の死去と大岡家の所領・組織
おわりに―大岡伝説の誕生
著者等紹介
大石学[オオイシマナブ]
1953年生まれ。1982年筑波大学大学院博士課程修了。東京学芸大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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