維新変革と民衆

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  • サイズ A5判/ページ数 379p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642037259
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C3321

内容説明

明治維新の変革を実現した主体は、どの階層の人々だったのか。歴史の表面に現れにくい民衆の意志や行動を如何にとらえていくかは、歴史をどうみるかの重要な視点を示してくれる。変革を担った民衆は、多様な姿を持ってその中に登場してきた。幕末・維新期に底流する大きな流れは、個々の局面の蓄積の中で次第にその自己の全体像をあらわにする。

目次

1 民衆運動と民衆意識(維新変革の現代的視点;「ええじゃないか」研究の現状と問題点;竹槍と旗について―高崎五万石騒動を中心に;維新変革と庄屋役入札―藤七騒動再考;美作血税一揆に関する若干の問題 ほか)
2 中間層の運動と民衆文化(幕末期幕領農兵組織の成立と展開―多摩郡蔵敷組合農兵を例として;直轄県における組合村―惣代庄屋制について;由緒書と村社会;幕末における農民と情報;幕末期の地域結合と民衆 ほか)