近世政治史と天皇

近世政治史と天皇

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  • サイズ A5判/ページ数 316,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642033534
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C3021

内容説明

明治維新・近代史の政治過程を射程に入れると、近世後期の天皇・朝廷の問題は重要でありながら検討されてこなかった。本書は天皇・朝廷の権威強化と政治的浮上の過程を解明し、天皇を組み込んだ近世史像を提示する。

目次

序章 近世後期政治史と朝幕関係
第1章 寛政期の朝廷と幕府
第2章 御所千度参りと朝廷
第3章 朝幕関係の転換―大政委任論・王臣論の成立
第4章 寛政内裏造営をめぐる朝幕関係
第5章 伊勢公卿勅使からみた天皇・朝廷―宣命・幣物の検討を中心に
第6章 天保期の朝廷と幕府―朝覲行幸再興を中心に
第7章 大塩事件と朝廷・幕府
第8章 天皇号の再興
第9章 近世後期の武家官位と天皇
第10章 武家官位の「価格」