内容説明
都城は、日本古代史という局面だけの意味を持つものではなく、それ以後の政治・社会に大きな影響をあたえつづけたという視点から、平安京の諸相を克明に描く。平安京成立期の都市政策、平安初期における京戸の変容、官衙町や保長・保刀禰の実体、御倉町の実像など、その全体像を明らかにし、平安京の成立から解体までの変貌を新鮮な切り口で説く。
目次
第1 平安初期の都市政策
第2 京戸の法制史―平安初期における京戸の変容
第3 京中支配の諸相―十、十一世紀の平安京
第4 御倉町の成立と展開
第5 平安京都城論