内容説明
時事問題としての貿易は身近で常識的でありながら、貿易論は複雑・難解といわれます。本書は、初学者のため、貿易論の基本的な考え方、基礎的な事実、古典にたいする確かな理解に重点をおいた、わかりやすいテキストです。
目次
序章 貿易論を学ぶために
第1部 貿易の歴史(資本主義世界市場の形成と発展;帝国主義と世界市場―世界経済の成立)
第2部 貿易の基礎理論(貿易論の前提としての国家;資本主義と国際分業;国際交換;貿易と国際収支;外国為替と為替相場)
第3部 貿易政策(貿易政策の基本視点;貿易政策の具体的諸形態)
第4部 戦後貿易の新しい理論問題(南北問題と貿易;多国籍企業と貿易;先進国経済統合と貿易;経済統合と発展途上国の貿易―先進国の地域主義と発展途上国)
第5部 日本貿易(日本資本主義と貿易)