目次
第1章 総説(保険システム;保険システムの構造と特質 ほか)
第2章 リスク・マネジメントと保険(リスク;リスク・マネジメント ほか)
第3章 保険市場(はじめに―保険市場の分析方法;主体均衡と市場均衡 ほか)
第4章 保険契約法と保険業法
第5章 社会保障と保険(社会保障の誕生と変わる位置づけ;日本の社会保険の現状と課題 ほか)
著者等紹介
近見正彦[チカミマサヒコ]
1946年生まれ。1976年一橋大学大学院商学研究科博士課程単位取得。一橋大学大学院商学研究科教授、商学博士(一橋大学)
吉澤卓哉[ヨシザワタクヤ]
1959年生まれ。1994年東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。現在、東京海上日動火災保険個人商品業務部課長(元九州大学経済学部客員助教授)、経済学博士(九州大学)
高尾厚[タカオアツシ]
1948年生まれ。1977年神戸大学大学院経営学研究科博士課程単位修得退学。神戸大学大学院経営学研究科教授。商学博士(神戸大学)
甘利公人[アマリキミト]
1953年生まれ。1983年上智大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。上智大学法学部教授(商法担当)
久保英也[クボヒデヤ]
1953年生まれ。1977年神戸大学経済学部卒業。現在、日本生命保険相互会社勤務(元神戸大学大学院経営学研究科助教授)、商学博士(神戸大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Haruki
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2006年と10年以上前の本であるが、保険システムの概念的な部分として、リスク・マネジメント、リスク・ファイナンスの考え方を概説したあと、保険数学のさわりを学習する。制約条件下で、被保険者の資産とリスクに対する効用関数を定義し、保険者の保険という形で効用関数の最適化を図るという仕組みになっている。 後半では、保険契約法と保険業法について概観し、最後に社会保険としての年金の制度について、基本的な考え方に触れたあと、先進的な取り組みとしてスウェーデンの「概念的確定拠出年金」の運用も取り上げている。2019/09/19