内容説明
歴史の瞬間は、その時点に立って考えれば、いつも「海図なき航海」であった。戦後日本は、20世紀後半の国際社会をどう航海したのか。めまぐるしく変動する国際環境の中での外交的選択の戦後50年を、ここに再現する。
目次
序章 戦後日本外交の構図
第1章 占領下日本の「外交」
第2章 独立国の条件―1950年代の日本外交
第3章 経済大国の外交の原型―1960年代の日本外交
第4章 自立的協調の模索―1970年代の日本外交
第5章 「国際国家」の使命と苦悩―1980年代の日本外交
終章 冷戦後の日本外交