国際教育開発論―理論と実践

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  • サイズ B6判/ページ数 305p
  • 商品コード 9784641076976
  • NDC分類 373
  • Cコード C1037

内容説明

開発・人権・平和のために、国際協力における教育の重要性が高まっている。すべての人に教育を受ける権利を保障するためには何が必要か。途上国における教育機会を拡大し、その質の向上をめざす国際教育開発論の、初めてのスタンダード・テキスト。

目次

国際教育協力の潮流
第1部 国際教育開発の理論(教育学からのアプローチ;社会学からのアプローチ;経済学からのアプローチ)
第2部 教育段階別の課題(初等教育;中等教育;高等教育;識字・ノンフォーマル教育;産業技術教育・職業訓練)
第3部 国際教育開発のグローバルな課題(ジェンダーと教育;教育と健康;紛争後の教育復興)
第4部 国際教育開発研究の分析手法(教育開発研究の方法論的課題と実践;教育と開発に関する分析手法;教育改善のための分析手法;教育現場における調査技法)

著者等紹介

黒田一雄[クロダカズオ]
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科助教授。スタンフォード大学修士(国際教育開発論)、コーネル大学博士(教育・開発社会学)、Overseas Development Council研究員、広島大学教育開発国際協力研究センター助教授を経て、現職。専門は教育政策分析、比較国際教育、政策評価

横関祐見子[ヨコゼキユミコ]
JICA(独立行政法人国際協力機構)国際協力専門員。ハーバード大学修士(国際教育開発)、ロンドン大学博士(アフリカ地域の教育開発)。ジンバブエ・カトリック教育協会(NGO),国連児童基金ジンバブエ事務所等を経て、現職。専門は国際教育協力、アフリカ地域の教育開発
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chhr

1
最高の教科書2009/09/28

まてぃるだ

0
体系的に学んだことがなかった国際教育開発に関する基礎的な文献。この文献リストなどからさらに学びが深められそう。ただし、今となっては少し古い情報もあるため、アップデートが必要だ。2017/05/01

Seita

0
国際教育開発の潮流は、1990年のEducation For Allや2000年のミレニアム開発目標(MDGs)などに基づくという。本書は2005年に分筆された教科書。MDGsは「2015年までに無償で質の高い教育をすべての子どもたちに保障すること」を掲げたそうだ。今は2018年。うーん。なんでも、就学率の最後の5〜10%が難しいらしい。貧困層、僻地住民、身障者などが含まれるからだ。たしかに。教員給与も課題らしく、一見援助費を回せそうだが、恒久的には難しい。良い教員がいなければ就学率も上がらない。うーん。2018/02/08

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