内容説明
この本は、ガンの告知をめぐるさまざまな問題を考えるために、医師と患者側と法律家が集まって、患者側の体験報告を基調にして議論したことをまとめたものである。患者側としては、夫または妻をガンで亡くした三人、医師としては、内科と麻酔科の専門の方二人、法律家としては民法ないし医事法の者二人がこれに参加した。
目次
第1部 愛から悲しみをのりこえて―家族からの体験報告
第2部 いま、ガンはどこまで治せるか―医療の最前線
第3部 ガンはなぜ告げにくいか―ディスカッション
第4部 アメリカではなぜ告知が進んだか―アメリカの現状報告
第5部 ガンを知らせる条件をつくる―ディスカッション
まとめ 生きるよろこびを求めて