内容説明
「日米欧三極構造」のバランスと安定のために、今こそ、「日欧関係」は再構築されねばならない。成田からノンストップ直行便で12時間、《憧憬の対象》としてのヨーロッパ、《謎にみちた神秘の国》としての日本は、お互いに過去のものになりつつある。ヨーロッパに駐在した、官庁エコノミスト、商社マンが、「近くなった」ヨーロッパ各国の本音と日本の対応を描いた、日欧新関係テイク・オフのシナリオ。
目次
第1章 新しい対欧認識の時代
第2章 西ドイツの本音と日本の対応
第3章 フランスの本音と日本の対応
第4章 英国の本音と日本の対応
第5章 イタリアの本音と日本の対応
第6章 スペインの本音と日本の対応
第7章 ベネルックス3国および「EC委員会」の動向
第8章 北欧の本音と日本の対応―スウェーデンを中心に