出版社内容情報
古文書の歴史的・学術的な価値が認められるようになった一方，その修復技術は高度で困難である。本書はその技術を写真・図版を使ってわかりやすく解説。 目次 形状 修理用具 冊子の修理工程 文書の取り扱い方 文書の劣化と損傷の原因防止【ほか】
内容説明
東京大学史料編纂所技官である著者が、３５年余にわたる豊富な経験と、工夫・改良を重ねた、その卓越した技を、多くの写真・イラストで平易に解説した待望の書！やさしくわかりやすい補修技術入門。
目次
１部 補修の基礎（形状；修理用具 ほか）
２部 補修の工程（冊子の修理工程；継紙（続紙）の修理工程 ほか）
３部 古文書の取り扱い（文書の取り扱い方；掛軸・巻子本の巻紐の掛け方と収め方 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
邑尾端子
3
この分野の図書のなかでは格段に平易かつ包括的・網羅的な古文書修復の必携本。勿論、今まで古文書を取り扱ったことが一度もない人が、コレを読んだからといってすぐに古文書を修復できるようになるような魔法の書ではないが。普段から古文書を取り扱う仕事をしている人が基礎確認用に持つのに最適。2014/02/05
