出版社内容情報
日本三古碑の一つで奈良時代の重要資料である多賀城碑が真碑であるとの結論を得るに至った総合的研究。 目次 碑の謎 碑の発見とその名声 碑の真偽論争 姿・石材・彫り方 字くばりとものさし 壺碑 筆跡の検討 碑文の検討 発掘調査からみた多賀城の変遷
内容説明
『おくのほそ道』に「壺の碑」と記された多賀城碑は江戸時代の文人たちが大きな関心を示したのに対し、明治以降は一貫して偽作と信じられてきたが、ここ10年にわたる研究の結果、ついに真碑であるとの結論を得るに至った。芭蕉が感涙にむせんだ多賀城碑(宮城県多賀城市)の総合的研究。
目次
序章 碑の謎
第1章 碑の発見とその名声
第2章 碑の真偽論争
第3章 姿・石材・彫り方
第4章 字くばりとものさし
第5章 筆跡の検討
第6章 壺碑
第7章 碑文の検討
第8章 発掘調査からみた多賀城の変遷
終章 碑文の語るもの