水のない川 暗渠でたどる東京案内

個数:
電子版価格
¥2,200
  • 電書あり

水のない川 暗渠でたどる東京案内

  • ウェブストアに5冊在庫がございます。(2024年04月25日 15時03分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 208p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784634152182
  • NDC分類 517.213
  • Cコード C0026

出版社内容情報



本田 創[ホンダ ソウ]
著・文・その他

内容説明

“江戸から東京”“戦前から戦後”“高度経済成長期”―東京のまちの変遷を、かつて流れていた川や水路の痕跡(=暗渠)からたどると現在とは全く違う東京の姿が見えてくる。暗渠地図、古地図、写真などの豊富なビジュアル満載で、“土地の記憶と景観”がよみがえる。

目次

暗渠スケープと景観・空間・時間
1部 江戸・東京の行楽地・繁華街と暗渠(江戸期から戦後のまちの記憶を刻む川―水窪川;渋谷のまちの発展と川―宇田川・神泉谷・三田用水神山口分水;江戸から昭和の行楽地を彩った川―羅漢寺川)
2部 震災復興期の市街地拡張と暗渠(街道から鉄道へ―まちの軸の切り替わりがもたらした人工河川―松庵川(大宮下水溝)
川と接続された用水網―品川用水
丘を越え、水を運ぶ―石神井中用水(根村用水・稲付川) ほか)
3部 郊外の記憶と暗渠(ひと昔前の郊外の記憶―北沢川・北沢分水;戦後まで続いた水確保の駆け引き―入間川・深大寺用水・仙川用水;新田開発と玉川上水の分水―大沼田用水 ほか)

著者等紹介

本田創[ホンダソウ]
1972年東京都新宿区生まれ。東京大学文学部卒業。小学生のころにもらった東京の古い区分地図で、川や暗渠の探索に目覚める。あらかじめ失われていた東京の原風景の記憶を求め、都内の暗渠や用水路跡、湧水などを探索。1997年より、その成果をウェブサイトにて公開。雑誌「東京人」や「文春オンライン」などのWEBメディアでの執筆、NHK文化センター、毎日文化センターなどでの野外講座の講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

109
江戸は街中に水路が張り巡らされ、水運のみならず都市住民への飲用水や農業用水などに配慮されていたからこそ発展した。しかし水との付き合い方が一変した現代は大部分の中小河川が暗渠となり、よく探さねば水都の面影は見つからない。震災や戦災で大きく変化した巨大都市で、生活空間を確保するために暗渠化は必然だった。それでも蛇行したり車も通れなかったり橋の痕が残るなど、土地に刻まれた東京の地図と歴史の記憶を読み解いていくのだ。たびたび集中豪雨禍が取りざたされる今日、見て見ぬふりはできない川の機能を考え直す上でも参考になる。2023/02/23

チャーリブ

55
山川出版社から「暗渠本」が出ました。これまで暗渠に関する本というと路上観察的な本がほとんどでしたが、本書は、暗渠になった川や水路を景観や地形だけでなく、その歴史についても古地図や文献から解読したところが斬新です。東京の11の地域の暗渠が取り上げられていますが、それぞれ詳細な暗渠情報が網羅されています。暗渠は消えゆく文化遺産でもあります。散歩の折にでも身近な(東京以外でも)水路や暗渠を今のうちに観察しておくのも悪くないのでは。本書は、ひろく暗渠観察の愉しみ方を教えてくれる一冊です。○2022/11/15

多喜夢

10
単なる暗渠紹介ではなく、今に至る歴史が綴られている。その分とっつきにくく、現地を知らないと地名などの情報が混乱してきて、ちんぷんかんぷん。実際に歩いてみて、ようやく理解できる。2023/02/12

不純文學交遊録

8
1月8日からNHKカルチャーラジオ「日曜カルチャー東京暗渠案内」が始まるので予習。暗渠とは蓋をされた河川や地中に埋められた水路のことだが、著者はかつて川や用水路だった(かつ今でもその流路が見える)場所全般を暗渠として扱う。小学校で関東平野は日本最大の平野であり、ゆえに人口が集中して大都市圏を形成していると習うが、実際の東京都心は坂あり谷あり水路ありの険しい地形である。住宅街を走る曲がりくねった路地。何故そんな狭隘な道路を引いたのか疑問だったが、家と家の間の水路を埋め立てた跡が道になったと知って納得。2023/01/03

とりもり

5
こうして見ると、東京の小規模河川(水路)はほとんど暗渠化されているんだなと。確かに、以前は見えていた水路が、いつの間にか蓋がされて見えなくなっていたり。水路ではないけど、昔はキャッチボールしてると側溝にボールがよく落ちたけど、今は側溝が露出していることすら稀な気が…。河川を覆うように造られている首都高といい、日本は水と親しむ文化を失い過ぎな気がする。どこもかしこも舗装してしまって保水力が落ちて、豪雨ですぐに水害が起こることと相まって、水との付き合い方を見直した方がいいのではないかと感じた。★★★★☆2022/11/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20023631
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。