出版社内容情報
本田 創[ホンダ ソウ]
著・文・その他
内容説明
“江戸から東京”“戦前から戦後”“高度経済成長期”―東京のまちの変遷を、かつて流れていた川や水路の痕跡(=暗渠)からたどると現在とは全く違う東京の姿が見えてくる。暗渠地図、古地図、写真などの豊富なビジュアル満載で、“土地の記憶と景観”がよみがえる。
目次
暗渠スケープと景観・空間・時間
1部 江戸・東京の行楽地・繁華街と暗渠(江戸期から戦後のまちの記憶を刻む川―水窪川;渋谷のまちの発展と川―宇田川・神泉谷・三田用水神山口分水;江戸から昭和の行楽地を彩った川―羅漢寺川)
2部 震災復興期の市街地拡張と暗渠(街道から鉄道へ―まちの軸の切り替わりがもたらした人工河川―松庵川(大宮下水溝)
川と接続された用水網―品川用水
丘を越え、水を運ぶ―石神井中用水(根村用水・稲付川) ほか)
3部 郊外の記憶と暗渠(ひと昔前の郊外の記憶―北沢川・北沢分水;戦後まで続いた水確保の駆け引き―入間川・深大寺用水・仙川用水;新田開発と玉川上水の分水―大沼田用水 ほか)
著者等紹介
本田創[ホンダソウ]
1972年東京都新宿区生まれ。東京大学文学部卒業。小学生のころにもらった東京の古い区分地図で、川や暗渠の探索に目覚める。あらかじめ失われていた東京の原風景の記憶を求め、都内の暗渠や用水路跡、湧水などを探索。1997年より、その成果をウェブサイトにて公開。雑誌「東京人」や「文春オンライン」などのWEBメディアでの執筆、NHK文化センター、毎日文化センターなどでの野外講座の講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
チャーリブ
多喜夢
不純文學交遊録
とりもり