出版社内容情報
350年間未解決のまま数学者たちを悩ませ,また楽しませてきたフェルマーの最終定理:X^n+Y^n=Z^n はイギリスの数学者ワイルズによって最終的に証明された.本書は,この問題を述べるとともに,これまでほとんど知られていない数学的証明やアイデアもあわせて解説し,また,20あまりのトピックスを論争的に記述した.
内容説明
最終定理を巡る人間ドラマが見えてくる。彼らの叡智が織りなすMathematicalな饗宴。
目次
フェルマー方程式小史
一意分解についての注意
初等的方法
クンマーの論旨
なぜワイルスを信じるのか?多くの準歴史
ディオファントスとフェルマー
楕円関数へのわかりやすい紹介
局所的そして大域的
曲線
モジュラー形式〔ほか〕