出版社内容情報
後藤 俊明[ゴトウ トシアキ]
著・文・その他
内容説明
本書はこれまで十年余りの間に書き綴ってきた文章を、ヴァイマル共和国期住宅問題の政治社会史的考察というテーマのもとへまとめたものである。本書に収めるにあたり論旨をよりいっそう明快にすべく、一部の論文では加筆補正を行い、また大半の論文については大幅な削除と組み替えを施した。
目次
第1章 第一次世界大戦期における住宅政策の転換
第2章 借家人保護政策と社会的国家干渉
第3章 住宅建設における国家助成政策の開始
第4章 ヴァイマル初期の住宅建設助成政策と財源調達問題
第5章 インフレ利得の再分配をめぐる社会紛争―増額評価問題と家賃税の導入
第6章 1920年代における社会的住宅建設の展開
第7章 ヴァイマル政党政治と家主層
終章 ヴァイマル社会国家と住宅問題