出版社内容情報
マリタ・スターケン[マリタ スターケン]
著・文・その他
岩崎 稔[イワサキ ミノル]
翻訳
杉山 茂[スギヤマ シゲル]
翻訳
内容説明
ベトナム戦争、エイズの流行など、アメリカ社会に深刻なトラウマを残した出来事は、どのように記憶され表象されたのか―写真から身体にいたるまでの記憶のテクノロジーが、さまざまな文化的アリーナを横断して展開した、想起をめぐる複雑なポリティクスを精緻に分析する。
目次
第1章 カメラ・イメージ、国民としての意味
第2章 壁と隠蔽記憶―ベトナム戦争記念碑
第3章 歴史の再演と作成―ドキュドラマとしてのベトナム戦争
第4章 記憶のスペクタクルと忘却―湾岸戦争を思い出すこと
第5章 エイズと表象の政治
第6章 死者との対話―証言としてのエイズ・メモリアル・キルト
第7章 記憶を担い表現する身体―免疫システムとHIV
増補エッセイ 欠如を記憶する―9.11につづく出来事に関する考察
著者等紹介
岩崎稔[イワサキミノル]
早稲田大学大学院政治学研究科政治思想専攻博士後期課程修了。哲学/政治思想専攻。現在、東京外国語大学外国語学部助教授
杉山茂[スギヤマシゲル]
カリフォルニア大学大学院歴史学研究科博士課程学位取得(Ph.D.)修了。現代アメリカ史専攻。現在、静岡大学情報学部助教授
千田有紀[センダユキ]
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程終了。現代社会学専攻。現在、東京外国語大学外国語学部教授
高橋明史[タカハシヒロシ]
東京外国語大学地域文化研究科博士後期課程。ヨーロッパ思想文化論
平山陽洋[ヒラヤマアキヒロ]
東京外国語大学大学院地域文化研究科博士前期課程アジア第二専攻。ベトナム文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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