現代文学は「震災の傷」を癒やせるか―3・11の衝撃とメランコリー

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現代文学は「震災の傷」を癒やせるか―3・11の衝撃とメランコリー

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623085873
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

押し寄せる津波の中、愛する者の手を放してしまった者がいた。幾日も行方の知れぬわが子を追い求めた者がいた。愛する者の死とその悲しみに人々はどう向き合ったのか。高橋源一郎、川上弘美、川上未映子、村田喜代子、松浦理英子といった作家は、震災をどう描いたか。宮沢賢治は、最愛の妹トシの死にどう向き合ったか。死者と生者との間の交流あるいは断絶を通じ、災害や死との、作家たちの格闘の様を描く。

内容説明

押し寄せる津波の中、愛する者の手を放してしまった者がいた。幾日も行方の知れぬわが子を追い求めた者がいた。愛する者の死とその悲しみに人々はどう向き合ったのか。高橋源一郎、川上弘美、川上未映子、村田喜代子、松浦理英子といった作家は、震災をどう描いたか。宮沢賢治は、最愛の妹トシの死にどう向き合ったか。死者と生者との間の交流あるいは断絶を通じ、災害や死との、作家たちの格闘の様を描く。

目次

第1章 人は震災にいかに向き合ったか―メランコリー・カタリ・喪の作業
第2章 震災後の愚行―吉村萬壱『ポラード病』にみる不謹慎者の戦略
第3章 震災前から震災後を読み解く―川上未映子『ヘヴン』にみる「いじめ」
第4章 鎮魂の行方―宮沢賢治と妹トシの言葉
第5章 後景化する震災―語り手の消失・不可視化
終章 視線の行方―喪失の味しみの中に

著者等紹介

千葉一幹[チバカズミキ]
1961年三重県生まれ。1990年東京大学大学院比較文学比較文化修士博士課程中退。東北芸術工科大学講師、同助教授、拓殖大学商学部教授などを経て、大東文化大学文学部教授。1998年「文学の位置―森鴎外試論」で群像新人文学賞(評論部門)受賞。『宮沢賢治―すべてのさいはひをかけてねがふ』ミネルヴァ書房、2014年。2015年島田謹二記念学藝賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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