出版社内容情報
道徳教育の意義とねらいをわかりやすく解説。
内容説明
実習のとき、教育実習生は、自分が取得する教科目の授業以外に、「道徳の時間」をまかせられる場合が少なくない。なぜなら、教育職員の一員になったとき、義務教育機関では、担任が「道徳の時間」を担当することが多いからである。もちろん、内容上、難しいということで、教頭や校長が担当することも許されてはいるが。とはいえ、まかせられるチャンスであることに間違いはない。本書では,自ら進んで「道徳の時間」の授業を行うことができるように、丁寧な解説を行っている。また、指導案をたやすく書くことができるように、過程を踏まえた書き方を含め、出来上がりのサンプルを掲載している。
目次
第1部 現実の人間の生き方を直視する(家庭教育における道徳的な問題―ナショナリズムとプライヴァタイゼーションを越えて;学校教育における道徳的な問題 ほか)
第2部 人間の本来の生き方を展望する(子どもの道徳性の発達を考える;「よりよく生きる」を考える ほか)
第3部 人間の生き方の歩みを振り返る(外からの他律的な生き方のもとで;人間本来の生き方が提示されて ほか)
第4部 人間の生き方の実際を創造する(「道徳の時間」の位置づけ;「道徳の時間」の工夫(1)―副読本の内容分析 ほか)
資料編
著者等紹介
山崎英則[ヤマサキヒデノリ]
神戸親和女子大学
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