出版社内容情報
各時代の思想・人物に着目して考察。,,,
内容説明
社会福祉の概念や本質を正確に把握するためには、何よりもその発展過程を深く理解しなければならない。それも単に歴史的事実としての特定の法律や制度の内容だけを考察したのでは、本質は見えてこない。その制度、法律を成立・変容させた多様な要因の考察を通じてこそ、それは明らかになる。本書は、各時代ごとに社会経済、政治、文化、社会思想等の要因を考察し、それらが複合的に絡むなかで社会福祉が発展してきたことを明らかにする。
目次
第1部 社会福祉歴史研究の意義と方法―社会福祉への思想的接近(社会福祉の概念と価値―歴史的観点;社会福祉の思想と歴史研究の方法―歴史記述の方法と時代区分)
第2部 国家介入の始まり―救貧法の時代(社会福祉以前の時代―魔女裁判の時代;救貧法の成立―消極的国家介入 ほか)
第3部 大転換の時代―自由放任から国家介入へ(民間社会福祉の出現―COSとセツルメント運動;大転換の時代―貧困調査と工場法 ほか)
第4部 社会保障と福祉国家―福祉国家体制の成立・再編・選択(社会保険誕生の二つの道―ドイツとイギリスの比較;社会保障の成立と三つの典型―ソビエト・アメリカ・イギリス ほか)
著者等紹介
朴光駿[パククワンジュン]
現在、仏教大学社会福祉学科教授。1958年生まれ。韓国・釜山出身。釜山大学社会福祉学科卒業、同大学院修了。1987年より仏教大学大学院に留学(国費外国人招聘留学生)、博士号取得(「フェビアン協会の形成とその救貧法改革活動に関する研究」1990年3月)。1990~2002年2月まで新羅大学(前・釜山女子大学)社会福祉学科で教鞭をとる。2002年4月より仏教大学に赴任、現在に至る
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Ohe Hiroyuki