出版社内容情報
【内容】
21世紀福祉国家のポリシー
比較福祉国家論は、今日、静態的な類型化にととまらず、今後の進むべき針路や社会保障の具体的なpolicy-makingを考える際にも重要な示唆を与える。本書は比較福祉国家論の理論的・実証的深化をめざす。
【目次】
序 比較福祉国家論の視点と課題 埋橋孝文
第1部 比較福祉国家の展開
第1章 福祉レジーム論の展開と課題
―エスピン-アンデルセンを越えて? 宮本太郎
第2章 福祉国家動態論への展開
―ジェンダーの視点から 居神 浩
第3章 「福祉国家」と労使関係の理論
―歴史と比較の視点から 田端博邦
第4章 労働市場規制と福祉国家
―国際比較と日本の位置づけ 三浦まり
第5章 勤労者家計構造の国際比較
―日・米・韓・独の比較 色川卓男
第6章 教育システムの国際比較
―福祉国家における教育戦略の展開に注目して 矢野裕俊
第2部 福祉政策の国際的動向と日本への示唆
第7章 年金レジームと脱貧困化
―OECD諸国の年金制度の機能と制度改革 鎮目真人
第8章 ドイツの介護保険制度と日本
―利用者本位の介護システム構築に向けて 本沢巳代子
第9章 比較のなかの家族政策
―家族の多様化と福祉国家 所 道彦
第10章 公的扶助制度をめぐる国際的動向と政策的含意
―二つの要請の狭間にあって 埋橋孝文
あとがき/索引
内容説明
比較福祉国家論は、今日、静態的な類型化にとどまっていない。今後の進むべき針路や社会保障の具体的なPolicy Makingを考える際に重要な示唆を与える。本書は比較福祉国家論の理論的・実証的深化をめざしている。
目次
1 比較福祉国家論の展開(福祉レジーム論の展開と課題―エスピン・アンデルセンを越えて?;福祉国家動態論への展開―ジェンダーの視点から;「福祉国家」と労使関係の理論―歴史と比較の視点から;労働市場規制と福祉国家―国際比較と日本の位置づけ;勤労者家計構造の国際比較―日・米・韓・独の比較;教育システムの国際比較―福祉国家における教育戦略の展開に注目して)
2 福祉政策の国際的動向と日本への示唆(年金レジームと脱貧困化―OECD諸国の年金制度の機能と制度改革;ドイツの介護保険制度と日本―利用者本位の介護システム構築に向けて;比較のなかの家族政策―家族の多様化と福祉国家;公的扶助制度をめぐる国際的動向と政策的含意―二つの要請の狭間にあって)
著者等紹介
埋橋孝文[ウズハシタカフミ]
1951年生まれ。1983年関西学院大学大学院経済学研究科後期博士課程修了。現在、日本女子大学人間社会学部教授、博士(経済学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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