Minerva人文・社会科学叢書<br> 21世紀ヨーロッパ学―伝統的イメージを検証する

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Minerva人文・社会科学叢書
21世紀ヨーロッパ学―伝統的イメージを検証する

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  • サイズ A5判/ページ数 228p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623036295
  • NDC分類 302.3
  • Cコード C3330

出版社内容情報

【内容】
統一通貨ユーロの始動、インターネットの普及、米国発マス・カルチャーの浸透、中欧アイデンティティの台頭など、ヨーロッパ社会が大変動の波に洗われている。はたして、われわれが抱く伝統的なヨーロッパのイメージは21世紀にも妥当し続けるのであろうか。また、「ヨーロッパ的なるもの」は存在するのであろうか。本書は、脱産業化、グローバル化、EU深化・拡大という三つの波のなかで伝統より革新のベクトルに向け動き始めたヨーロッパを解剖し、新しい「ヨーロッパ学」を提示するこころみである。ナショナリズム、女性の政治参加、階級意識などヨーロッパ社会の最新の動向を分析し、文化(演劇、映画)における新ヨーロピアン・トレンドを紹介する。

【目次】
まえがき

第1部 政治・社会の変貌

第1章 国民アイデンティティの流動化――ポスト産業化、グローバル化、EU深化のなかで(押村 高)
はじめに
第1節 戦後復興から高度産業社会、そしてポスト産業社会へ
第2節 グローバル化の国民意識へのインパクト
おわりに

第2章 女性の社会参加、その光と影――フランスの事例を中心に(支倉寿子)
はじめに
第1節 フランスにおける女性の就労
第2節 家庭の(就労していない)母親
第3節 就労と家庭
第4節 変化の可能性
おわりに

第2部 文化の発展的継承

第3章 哲学ブームが示唆するもの――ハイデガーは無神論者か?(茂 牧人)
はじめに
第1節 問題点の整理
第2節 形而上学の神の批判
第3節 ハイデガーの神
第4節 「形而上学の存在―神―論的様態」における神論
おわりに

第4章 地方が築く文化共同体――ロシア演劇の場合(村田真一)
はじめに
第1節 ロシアの地方と中央――その文化的差異
第2節 地方演劇――独自の発展史
第3節 もうひとつの「地方」――農奴劇場の文化史
第4節 地方演劇の現在――オムスクを例に
おわりに

第3部 映画が占うヨーロッパ

第5章 そしてイタリア映画は行く(押場靖志)
はじめに
第1節 大聖堂としてのイタリア映画
第2節 黄昏のなかで
第3節 夜明けを待ちながら
おわりに

第6章 階級なき社会は可能か――イギリスの模索(狩野良規)
はじめに
第1節 一九世紀――二つの国民
第2節 二〇世紀前半――異なる階級間の交流
第3節 戦後――怒れる世代
第4節 一九八〇年代以降――移民、難民、そして労働者階級映画の流行
おわりに

内容説明

本書は、脱産業化、グローバル化、EU深化・拡大という三つの波のなかで伝統より革新のベクトルに向け動き始めたヨーロッパを解剖し、新しい「ヨーロッパ学」を提示するこころみである。ナショナリズム、女性の政治参加、階級意識などヨーロッパ社会の最新の動向を分析し、文化(演劇、映画)における新ヨーロピアン・トレンドを紹介する。

目次

第1部 政治・社会の変貌(国民アイデンティティの流動化―ポスト産業化、グローバル化、EU深化のなかで;女性の社会参加、その光と影―フランスの事例を中心に)
第2部 文化の発展的継承(哲学ブームが示唆するもの―ハイデガーは無神論者か?;地方が築く文化共同体―ロシア演劇の場合)
第3部 映画が占うヨーロッパ(そしてイタリア映画は行く;階級なき社会は可能か―イギリスの模索)

著者等紹介

支倉寿子[ハセクラヒサコ]
1940年東京都生まれ。1977年東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。現在、青山学院大学国際政治経済学部教授

押村高[オシムラタカシ]
1956年東京都生まれ。1984年早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了(政治学博士)。現在、青山学院大学国際政治経済学部教授
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