Minerva日本史ライブラリー
財閥形成史の研究 (増補版)

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  • サイズ A6判/ページ数 540,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623029662
  • NDC分類 335.58
  • Cコード C3321

出版社内容情報

【内容】
本書は、鴻池家および三井家の経営制度および企業形態の解明を通して、日本の商人資本およびその後身である財閥の歴史的特質を明らかにしようとするものである。江戸時代の商人資本の中で明治以降発展を続けた三井を、そしてこれに比較するため停滞・没落した事例として鴻池をとりあげ、『三井本社史』、鴻池の算用帳などの第二次大戦後にはじめて利用可能となった第一級の内部資料を駆使して、その他の明治以降に生成した諸財閥や諸企業との発展形態の異同を追求する。今回の増補版として「補論 財閥現象についての展望」を収録した。


【目次】
序論 財閥形成史研究の課題
 第一部 鴻池の研究
第一章 鴻池の出身と概観
第二章 算用帳を通してみた資本蓄積
第三章 享保期における経営の転換
第四章 寛政期における利貸業の動揺
第五章 幕末・維新期
第六章 財閥化の過程
 第二部 三井の研究
第七章 江戸時代の三井家
第八章 維新期の三井組
第九章 三井銀行の創立過程
第十章 三井銀行の成立
第十一章 三井物産会社の設立
第十二章 三井家の企業形態
第十三章 三井同族団の性格
第十四章 三井家憲の制定
第十五章 三井諸企業の性格
第十六章 三井合名会社の設立
 第三部 鴻池・三井両財閥の比較および両者の位置
補論 財閥現象についての展望
あとがき/増補版あとがき/人名・事項索引

内容説明

本書は、鴻池家および三井家の経営制度および企業形態の解明を通して、日本の商人資本およびその後身である財閥の歴史的特質を明らかにしようとするものである。江戸時代の商人資本の中で明治以降発展を続けた三井を、そしてこれに比較するため停滞した事例として鴻池をとりあげ、三井家資料、鴻池家算用帳などの第二次大戦後にはじめて利用可能となった第一級の内部資料を駆使して、その他の明治以降に生成した諸財閥や諸企業との発展形態の異同を追求する。今回の増補版に「補論財閥現象についての展望」を収録した。

目次

第1部 鴻池の研究(鴻池の出自と概観;算用帳を通してみた資本蓄積;享保期における経営の転換 ほか)
第2部 三井の研究(江戸時代の三井家;維新期の三井組;三井銀行の創立過程 ほか)
第3部 鴻池・三井両財閥の比較および両者の位置

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