出版社内容情報
「ユニバーサル・ベーシックインカムについての最良の研究だ」
ローレンス・サマーズ(ハーヴァード大学教授)
フィナンシャルタイムズ「ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー」候補
「想像してみてほしい。銀行口座への入金で、毎月お金が届けられる。それで生活は維持できるが、あくまでぎりぎりという金額だ…[この]シンプルで、ラディカルで、エレガントな提案には名前がある。ユニバーサル・ベーシックインカム(UBI)だ。…ここ数年ほどは、[この提案は]驚くほどの存在感をもち始め、一部ではほぼ現実の話として語られるようになった…わたしはUBIについて知れば知るほど、夢中になる気持ちを抑えられなくなった。UBIは現代の経済と政治について実に興味深い問いを投げかけるからだ。インドの経済学者と、シリコンバレーのテクノロジー企業を牛耳る者が同じことを望むなど、ありえるのだろうか。1日60セントで暮らすケニアの村人たちに適した政策が、スイスで最も裕福な州の市民にも等しく適しているなど、そんなことがあるだろうか。本書は、このような問いに答えを出したいという思いで執筆を決意したものだ」(はじめに)
インド僻村の農民、
ホームレス・シェルターの失業者、
シリコンバレーのテクノロジー投資家、
ファストフードで働くシングルマザー、
賛否両論の政治家から経済学者まで――
世界の多様な人々を取材し、その可能性と問題点を報告。
内容説明
未来は「発明」できるのか。インド僻村の農民、ホームレス・シェルターの失業者、シリコンバレーのテクノロジー投資家、ファストフードで働くシングルマザー、賛否両論の政治家から経済学者まで―世界の多様な人々を取材し、その可能性と問題点を報告。フィナンシャルタイムズ「ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー」候補。
目次
1 トラックが無人で走る世界―AIとUBI
2 働くことはみじめなこと、つまらないこと―経済的不平等とUBI
3 働くことへの執着と思い入れ―仕事とUBI
4 貧困をテクノロジーでハックする―世界的貧困とUBI
5 ツギ当ての貧困対策―インドのUBI
6 崖っぷちにしがみつく暮らし―福祉政策とUBI
7 格差と差別の歴史―人種差別とUBI
8 彼女たちの10兆ドル―女性とUBI
9 共生を成り立たせるために―多様性とUBI
10 毎月1000ドル―UBIの財源
著者等紹介
ローリー,アニー[ローリー,アニー] [Lowrey,Annie]
The Atlantic誌の寄稿編集者。New York Times、the New York Times Magazine、Slateなどにも寄稿している。CNN、NPRなどにも出演多数
上原裕美子[ウエハラユミコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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