みんなにお金を配ったら―ベーシックインカムは世界でどう議論されているか?

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みんなにお金を配ったら―ベーシックインカムは世界でどう議論されているか?

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  • サイズ 46判/ページ数 241p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622088448
  • NDC分類 364
  • Cコード C0033

出版社内容情報

「ユニバーサル・ベーシックインカムについての最良の研究だ」
ローレンス・サマーズ(ハーヴァード大学教授)

フィナンシャルタイムズ「ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー」候補

「想像してみてほしい。銀行口座への入金で、毎月お金が届けられる。それで生活は維持できるが、あくまでぎりぎりという金額だ…[この]シンプルで、ラディカルで、エレガントな提案には名前がある。ユニバーサル・ベーシックインカム(UBI)だ。…ここ数年ほどは、[この提案は]驚くほどの存在感をもち始め、一部ではほぼ現実の話として語られるようになった…わたしはUBIについて知れば知るほど、夢中になる気持ちを抑えられなくなった。UBIは現代の経済と政治について実に興味深い問いを投げかけるからだ。インドの経済学者と、シリコンバレーのテクノロジー企業を牛耳る者が同じことを望むなど、ありえるのだろうか。1日60セントで暮らすケニアの村人たちに適した政策が、スイスで最も裕福な州の市民にも等しく適しているなど、そんなことがあるだろうか。本書は、このような問いに答えを出したいという思いで執筆を決意したものだ」(はじめに)

インド僻村の農民、
ホームレス・シェルターの失業者、
シリコンバレーのテクノロジー投資家、
ファストフードで働くシングルマザー、
賛否両論の政治家から経済学者まで――
世界の多様な人々を取材し、その可能性と問題点を報告。

内容説明

未来は「発明」できるのか。インド僻村の農民、ホームレス・シェルターの失業者、シリコンバレーのテクノロジー投資家、ファストフードで働くシングルマザー、賛否両論の政治家から経済学者まで―世界の多様な人々を取材し、その可能性と問題点を報告。フィナンシャルタイムズ「ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー」候補。

目次

1 トラックが無人で走る世界―AIとUBI
2 働くことはみじめなこと、つまらないこと―経済的不平等とUBI
3 働くことへの執着と思い入れ―仕事とUBI
4 貧困をテクノロジーでハックする―世界的貧困とUBI
5 ツギ当ての貧困対策―インドのUBI
6 崖っぷちにしがみつく暮らし―福祉政策とUBI
7 格差と差別の歴史―人種差別とUBI
8 彼女たちの10兆ドル―女性とUBI
9 共生を成り立たせるために―多様性とUBI
10 毎月1000ドル―UBIの財源

著者等紹介

ローリー,アニー[ローリー,アニー] [Lowrey,Annie]
The Atlantic誌の寄稿編集者。New York Times、the New York Times Magazine、Slateなどにも寄稿している。CNN、NPRなどにも出演多数

上原裕美子[ウエハラユミコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月をみるもの

16
目指すところは共産主義と共通だが、手法は資本主義の権化(金がすべてを解決する、、、とまでは言わないが、もっとも有効な問題解決手段である場合がほとんど)とも言えるベーシックインカム。まずは Extreme cases から、、ということなのか、主にアメリカと途上国での議論や社会実験について紹介をしているのだが、仮にこの両者でうまくいったとしても、日本ではうまくいかないような気がするのはなんでかな。。。2019/12/30

kitten

14
図書館本。ベーシックインカムが、海外、主にアメリカでどう扱われているか。だいたい、日本と同じだった。右派からも左派からも声が上がってるけれども、中身はかなり違う。アメリカは、日本よりも勤労の価値が高いのかな、と感じた。あと、党派間の断絶が激しいのと、人種差別があるので日本よりもややこしい。ただ、ケニアの事例なんかだと直接お金を配る方が、よっぽど効率がよいのは確か。ただ、そうすると今まで支援の仕事をしていた人の仕事がなくなる。AIがどんどん仕事を取っていくと何らかの政策が必要になるな。2021/07/18

佐藤一臣

9
全要素生産性いわゆるソロー残差が2000年の半ば以降から伸び悩んでいるのは、テクノロジーの進歩が経済の革新になんらかの理由で貢献しにくくなっているからと語る。これは飽和なのか、それとも測れない見れない貢献に表れているのか?それは不明のようだ。家族介護労働はGDPの少なくとも15%に相当するが、これは無給ケア労働だから経済成長には含まれない。職業の女性化によって賃金が下がる傾向もあるらしい。民族的な多様性を持つ共同体は、心理的に利他的行動を取りにくいらしく、アメリカは難しいが日本ならば容易なのかもしれない。2022/01/03

くらーく

7
ベーシックインカムの世界の事例集とアメリカの課題みたいな本かな。こんなに事例を載せているのだから、表にまとめて欲しいよなあ。まあ、文系の人の論ってひたすら文章だから、仕方ないけど。 アメリカの事情は分かりました。アメリカの場合、自治体単位でしか考えられないだろうし。 ケニアの実験は興味深い。続報が気になる。まあ、個人に支給されたお金が搾取されない仕組みがどうなっているんだろうね。勝手なイメージだけど、父親、長老なんかが、吸い上げるような印象があるんだけど。 単に富の偏りを少しならそうって事なんだけどねえ。2021/09/23

magic makky

7
【感想】世界で行われてきたUBI(ユニバーサルベイシックインカム)の実験や議論についてまとめられた本です。わたしには、格差や貧困などの根本原因は、資本主義にあるように感じられてきた。だか資本主義の歯車を急には止められない。どうしたらいいのかわからなかったが、現在のコロナ禍の中で、もしかしたら今が一つのチャンスなのではないかと思うようになった。今までのように経営ができなくなっている会社や収入が不安定になっている人も多くなっているように思える。UBIを志向した政策転換を目指しながら何か試行ができないだろうか‥2021/05/13

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