内容説明
「日本国憲法」を語る際の、最も基本的なキーワードや、概念の背景について、あらためて解説・吟味します。「国家」「国民」「個人」「人権」「主権」など、まっとうに議論するためには勘違いがあってはなりません。本書は日本を代表する憲法学者によるシャープな書き下ろし。いま、憲法について論ずるための本格的な入門書です。
目次
第1回 「憲法」とは―四つの八九年
第2回 「人」としての権利(1)―個であることの「淋しさ」に耐える
第3回 「人」としての権利(2)―自由と・または公正
第4回 「市民」としての権利―公共社会を自分たちがつくる
第5回 第九条―「汝、平和を欲すれば…」
著者等紹介
樋口陽一[ヒグチヨウイチ]
1934年、仙台市生まれ。東北大学法学部卒。東北大教授、パリ第二大学客員教授、東大教授などを歴任。現在、日本学士院会員、フランス学士院準会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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