出版社内容情報
脳死と<人間の尊厳>の問題は、もっとも現代的な問いである。生死についての常識は新しい検討のテーマとなり、<生きることの尊重>というモラルも単純なものではなくなった。脳死状態の生命の維持、臓器移植、天文学的な治療費など、弁護士としての経験や智恵に裏付けされた、具体的な提言をわれわれはどのように受けとめるべきなのか。(初版:1988年)
内容説明
脳死と“人間の尊厳”の問題は、もっとも現代的な問いである。著者は1929年生まれのフランスの著名な弁護士で、多くの政治家・文化人の顧問弁護士として、現代生物学の発展が作り出した新しいモラルと法について多くの経験を重ねてきた。体験と知恵、良識と展望の結晶といえよう。
目次
1 文明と野蛮(征服がもつ両義性;生命は横溢する ほか)
2 生命礼賛(生命尊重のタブー;医療の権力 ほか)
3 生命の終末(自殺による死;安楽死、禁句であろうか? ほか)
4 生命の組織化(肉体の社会的管理;誕生と晩年 ほか)
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