ピルトダウン―化石人類偽造事件

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  • サイズ A5判/ページ数 434,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622041047
  • NDC分類 469.2
  • Cコード C1045

出版社内容情報

人類の偽りの祖先の捏造犯は誰か? 今世紀科学界最大のスキャンダルの謎を探るドキュメント。

内容説明

人類の偽りの祖先を捏造したのは誰か。コナン・ドイルからテイヤール・ド・シャルダン神父まで、多数の容疑者を生んだ今世紀科学界最大のスキャンダルの全貌を描き、偽造犯をあばく科学史物語。

目次

1 第三紀人類の探索―ピルトダウンへのプロローグ
2 ピルトダウン―発見と発表
3 骨と石とエゴ(1)ピルトダウン論争、1913年
4 骨と石とエゴ(2)ピルトダウン論争、1914‐1917年
5 処刑台への道―ピルトダウン論戦、1918‐1950年
6 詐欺師製暗黒人類
7 黒のナイトと札付きジャック
8 疑問の余地なく?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

茶幸才斎

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20世紀初頭、イギリスで発見された化石人骨は、現代人的な頭蓋と類人猿的な下顎を備えたものだった。いわゆるピルトダウン人である。本書は、当時の人類史研究の背景に始まり、発見・公表とその後40年の論争を経て、遂にそれが意図的になされた偽造化石と判明するまでが詳細に書かれている。更に、事件の首謀者として、従来見過ごされた人物の名を挙げて根拠や動機について説明しており、大変面白かった。ちなみに、「現代人はピルトダウン人の末裔である。生物進化史上のたちの悪い冗談のようなものだ。」というのが以前からの私の持論である。2012/02/12

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