目次
1 ルネ症例について
2 分裂病者との接触
3 一次欲求と欲求不満への反応
4 両親への質問
5 分裂病者の観察方法
6 分裂病性思考過程
7 「象徴的実現」の方法
著者等紹介
セシュエー,M.‐A.[セシュエー,M.A.][Sechehaye,M.‐A.]
スイスの臨床心理学者で精神分析家。1947年「スイス心理学・応用心理学雑誌」の別巻として『象徴的実現』に関する最初の報告を出してルネ症例を公にし、ヨーロッパにおける精神分裂病の心理療法のさきがけをなした。その後さらに『分裂病の少女の手記』(1950、みすず書房、1955)として病者の自己記述を発表し、遺稿『分裂病性自我のいくつかの側面』(L’´evol. psychiat., 1965)に至るまで、終始精神分裂病の精神療法に関する仕事を続けて多くの議論を生んだ。1964年7月7日歿。ほかに著書『心理学的診断法』(1949)など
三好暁光[ミヨシアキミツ]
1930年京都に生れる。1956年京都大学医学部卒業、精神医学専攻。大阪赤十字病院勤務を経て1965年同大学大学院博士課程修了、京都大学医学博士。兵庫県立病院光風寮勤務の後、1966年大津赤十字病院に神経精神科部創設。1970年から1972年までフランス政府給費生としてパリ留学、サン・タンヌのP.ピショー教授の下でフランス臨床精神医学を学び、またコレージュ・ド・フランスでM.フーコー氏のセミネールに従った。帰国後、京都大学保健管理センター講師、京都大学医療技術短期大学部教授、京都大学教育学部教授を経て1994年定年退官、開業、現在三好医院院長
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