出版社内容情報
2001年9月10日復刊・発売
内容説明
日常言語学派の哲学的手法確立の宣言の書。デカルト以来の心身二元論の伝統を根底的に批判し、心の新たなる概念地図を提示する。
目次
第1章 デカルトの神話
第2章 方法を知ることと内容を知ること
第3章 意志
第4章 情緒
第5章 傾向性dispositionsと事象occurrences
第6章 自己認識
第7章 感覚と観察
第8章 想像力
第9章 知性Intellect
第10章 心理学
著者等紹介
ライル,G.[ライル,G.][Ryle,Gilbert]
1900‐1976。1900年英国ブライトンに生まれる。オックスフォード大学で古典学を学び、1924年クライスト・チャーチ・カレッジ講師となる。1932年「系統的に誤解を招く諸表現」(邦訳、『現代哲学基本論文集2』勁草書房、所収)を発表。1949年最初の本『心の概念』刊行。1945‐68年オックスフォード大学の形而上学担当のウェインフリート教授、1947‐71年『マインド』誌の編集長を勤め、日常言語学派の形成と発展に指導的な役割を果たした。1976年没
坂本百大[サカモトヒャクダイ]
1928年生まれる。1954年東京大学文学部哲学科卒。同大学院人文科学系哲学専攻修士課程修了後、ジョンズ・ホプキンズ大学、カルフォルニア大学(ロスアンゼルス、バークレー)に留学、青山学院大学教授、放送大学客員教授、日本大学教授を経て、青山学院大学名誉教授
井上治子[イノウエハルコ]
1946年生まれる。1974年東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了。1982年オックスフォード大学大学院哲学科修士課程(M.Litt)修了。現在、札幌大学教授
服部裕幸[ハットリヒロユキ]
1949年生まれる。1973年慶応義塾大学大学院文学研究科修士課程哲学専攻修了。現在、南山大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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