内容説明
ヘーゲル世界の解体から日露戦争の衝撃まで、広大なパースペクティヴで近代のたそがれを描く。科学の発展の精神の地獄落ち。故郷を失なった近代人はどこへゆこうとするのか？
目次
第４部 ロマン主義と自由主義―ウィーン会議から普仏戦争まで（空虚の深さ；不吉な歌；見せかけだけの商売）
第５部 帝国主義と印象主義―独仏戦争から世界大戦まで（不吉な金曜日；地獄落ち；現実の崩壊）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
午後
3
19世紀以降。フリーデルは第二次世界大戦が勃発する前に自殺した。ダダやシュルレアリスム等、近年のいくつかの文化的な事象については、完全に見誤っている。歴史が不可能になっていく過程がよくわかる。1巻が1番おもしろく、3巻はほとんど苦痛だった。2022/12/17
