内容説明
大量生産、大量消費、大量廃棄により便利な生活を追求してきた現代技術社会には、資源枯渇、安全性、地球温暖化、オゾン層破壊などのエネルギー・環境問題が生じている。そして、そのような問題を顕在化させず、また意識させず、人々が暮らしていけるようにしてきた。ところが、近年になって問題が大きくなり、もはや意識せずに暮らしていくことが困難になってきた―本書では、図版を盛り込み具体的事例を挙げて、このような問題の本質について明らかにし、我々が今後如何にすべきかについて考えていく。
目次
第1部 現代技術とエネルギー問題(地球温暖化問題とエネルギー政策;物質循環系とバイオマス;未来社会を拓くバイオマスとその有効利用;エネルギー・環境の経済学)
第2部 現代技術と環境問題(循環型社会の目指すもの;環境ホルモンの科学;エネルギー利用と大気環境)
第3部 現代技術の社会問題(システムの安全と安心;情報化・エネルギーとその課題;現代社会と豊かさ)